最初のお手入れ方法

ラッピングなどがついている場合には、株の健康のため取り外しましょう。
ラッピングをした状態で水をあげてしまうと、
鉢の中が蒸れて水分湿度過多となり、カビや根腐れなど病気の原因と
なりますのでご注意下さい。

水やり

7~10日に一回程度、株の根元にコップ1杯のお水をあげてください。
できれば暖かい時間帯に 室温に近い温度のお水が望ましいです。
受け皿に溜まったお水は捨てて下さい。

ちょっとした豆知識

部屋の中が極端に乾燥している場合は、水やりの回数を少し増やしたり、霧吹きで葉水をしてください。

冬場は、日中は窓側に置き、温度が下がる夜などには、家の中でも比較的温度の高い部屋の中央に置いてあげたり、ダンボールで囲むなどしてあげたりすると、長くお楽しみいただけます。

飾る場所について

直射日光の当たらない、レースのカーテン越しなど明るい部屋、15℃以上(最低10℃)が保てる風通しの良い場所に置いてください。

例えば…

  1. 物の触れる場所に置かないでください。
  2. 風が当たる場所(温風だけでなく、冷風もNG)エアコンや扇風機、暖房機器の風が当たるところですね。
  3. 風が強すぎたり、寒すぎたり、暑すぎたり、通気性が悪い場所も避けてください。

お花が終わった後のお手入れ方法

胡蝶蘭は長く楽しめるというのが特徴のひとつです。
お花が全部咲き終わったあとに花茎を切って、2度目の開花に備えることができます。
それでは、二度咲きを楽しむための方法をご紹介します!

まず、作業に入る前に手を綺麗に洗い、使用するはさみやカッターナイフは火であぶったりするなどして消毒をしましょう。

1.準備
咲き終わった胡蝶蘭とカッターナイフを用意します。
室内で行う場合には、水苔が落ちる事もありますので、下に新聞紙などを敷きましょう。
2.支柱のテープを外します
株と茎を支えていた支柱のテープに、はさみもしくは
カッターナイフで切れ目を入れて、綺麗に外します。
※この時に手などを切らないように、怪我に十分ご注意ください。
3.支柱を抜きます
株と茎を支えていた支柱を抜き取ります。
花が動いてしまわないように、支柱がしっかりと差さっていますので、片手で株元を押さえて支柱を引き抜きます。
4.茎をカットします
胡蝶蘭の株には節がついています。
その節を下から数えて4~5節ほどを残して、その上を斜めにカットしましょう。
黄色く、すでに花芽をカットした部分からは芽は出てこないので、その場合には更に上の5節目の辺りでカットします。
緑の膨らみのある部分から芽が出てきます。

株が元気で温度が20℃前後で保つことが出来れば、1~2ヶ月で節から芽が出て数ヶ月で開花します。
※花芽の成長速度は環境によって異なりますので、2~3年ほどかかることもあります。
品種によっては開花が難しい胡蝶蘭もあります。

ちょっとした豆知識

すぐに花を咲かせたい場合
下から2~3節目でカットすると、切った下の節の所から新しい花芽が出やすくなります。
※連続して花を咲かせると株の力が弱まってしまうので、長く育てたい場合はご注意ください。